オコんにちは!オコナビ案内人のオコナビです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
この記事では、3本目のモニターアームでモニターアームの真理にたどり着いた僕が、
お前ごときが真理に達したとはオコがましい・・・
少なくとも初めてモニターアームを購入しようと考えている方よりは真理に近いところにいますよ!この記事は最初の1本を買う前の自分に読ませたい記事です。つまり、あなたに!です!
今すぐにモニターアームを注文したい方のためにこの記事の重要なポイントと「これを変えば間違いない」という物を紹介しておきます。
モニターアームの設置に必要なもの
モニターアームを設置するには
が必要です。それぞれ簡単に解説します。
VESA規格対応のモニター
VESA規格対応のモニターの裏には「75×75mm」「100×100mm」という間隔でネジ穴が空いています。このネジ穴にモニターアームを固定することになります。
薄型のモニターなどはVESA規格対応ではないものもあるので注意しましょう。
モニターアームが設置可能なデスク
モニターアームの設置方法は
の3つがあります。
メリット | デメリット | 強度 | |
クランプ式 | ・穴を必要としない ・最も一般的な設置方法 | ・机と壁の間に数mm(金具分)の隙間ができる | ☆ |
グロメット式 | ・強度が高い ・壁と机の間に隙間ができな | ・机に穴が必要(配線用の穴でも可) ・設置場所が限られる | ☆☆ |
ねじ固定式 | ・強度が高い ・壁と机の間に隙間ができな | ・机にアーム用の穴をあける必要がある ・設置場所が限られる(何度も穴を空けるわけにはいかないため) | ☆☆☆ |
一般的にクランプ式は強度が弱いとされていますが、クランプ式が最も一般的でな設置方法です。使っているデスクにモニターアームが設置可能かどうか確認する必要があります。
クランプ式は背板があるデスクには設置できないことがあるので注意が必要です。
デスクの横に棚があれば棚に挟んで設置することが可能だよ。
壁に穴を空けたり、長いポールを床から天井まで伸ばす方法もあるけど、ここでは割愛するよ。あくまでも「デスクにモニターアームを設置する」という方法で解説していくよ。
モニターアームの稼働構造の種類
モニターアームの稼働構造には大きく分けて
という2つの種類があります。
スプリング式とは
スプリング式のモニターアームとは、アーム内にバネを仕込んで、そのバネの力を利用してアームを稼働させる方法です。
ちなみにスプリングには「ガススプリング」「メカニカルスプリング」という2つの種類があります。
ガススプリング(ガス圧式)
ガスの圧力でアームの動きを制御する方法です。
というメリット・デメリットがあります。
モニターを頻繁に動かす。
ガス圧式独自の「シュー」という音を聞きたい。
メカニカルスプリング(バネ式)
バネの力のみでアームの動きを制御する方法です。
というメリット・デメリットがあります。
モニターを動かすことが少ない。
ガス圧を調整するのが面倒くさい。
少しでも安くモニターアームを導入したい。
費用的にはほとんど変わらないので、性能的に上位のガススプリング式がおすすめです。
水平多関節式とは
水平多関節式とは、ベースになるポールをデスクに設置し、そのポールから多関節の単純なアームを伸ばしてモニターを設置する方法。
スプリング式とは違ってガスやバネがへたることがないので長寿命。さらに「バネやガス圧がモニターの重さに負けて、少しずつ下がってくる」ということも起きない単純でわかりやすい方式です。
ベースからアームが出ているスプリング式よりも、ポールで高さを稼げるのでより高い位置にモニターを設置することができます。
モニターを動かさない。
壁沿いぎりぎりにモニターを設置したい。
スプリング式と水平多関節式のモニターの動かし方の違い
スプリング式と水平多関節式のモニターの動かし方、動き方の違いを簡単に解説します。
上下移動のときにハッキリとした差が出るよ。
モニターアームの前後の動き
モニターの前後の動かし方はどちらも同じです。引っ張れば関節が伸びてモニターを手前に引くことができますが、関節が伸び切った状態まで手前に引いてしまうとモニターを押すだけでは戻らず、関節を曲げてきっかけを作ってあげないと戻らなくなります。
モニターアームの左右の動き
左右の移動もどちらも同じで、関節を手で調整して任意の位置にセッティングする必要があります。
モニターアームの上下の動き
モニターを上下させるときにもっとも大きな違いがあります。
スプリング式は手の力だけで上下させることができますが、アームの構造上わずかに斜めに動いてしまいます。複数のモニターをピッタリくっつけて設置している場合や、壁ぎりぎりに設置している場合はストレスを感じます。
一方で水平多関節式は、ポールに沿ってまっすぐ上下させることができますが、その際は工具を使ってポールとアームの接点を緩める必要があるので気軽ではありません。
スプリング式と水平多関節式とどっちがいいのかわからないわ・・・
僕が実際に2つのモニターアームを使ってみて気がついたことを解説すればどちらがいいのかわかってきます!
モニターアームを使って気づいた正直なところ
それぞれ解説します。
モニターアームはインチ数ではなく耐荷重で選んで良い
モニターアームは「27インチまで」「8kgまで」など、モニターのインチ数と耐荷重の制限がありますが、耐荷重を守っていればインチ数は無視して良さそうです。僕は32インチまでのモニターアームに34インチのモニターを乗せていますが何の問題もないです。
インチ数はモニターを縦に設置したときにデスクに当たってしまうのかな?
と思って今試して見ましたが全然余裕でした・・・。
重量は守らないとダメ。モニターを保持できなくて下がってきちゃうよ。
耐荷重は「台座を含まない重量」を見る
大きめのモニターの重量を見て
安いモニターアームだとこのモニターの重さに耐えられないなぁ。やっぱりエルゴトロンじゃないとダメかなぁ・・・
と思ってしまいがちですが、そのモニターの重さが「モニター単体」かどうか確認する必要があります。多くの場合、その重さは台座を含んでいます。
大型モニターの台座はそれだけで何kgもあるので、モニターアームを選ぶ時は「台座を含まない、モニターだけの重量」を調べるようにしましょう。40インチ以上の超大型モニターではない限りほとんどのモニターアームで保持可能です。
大きなモニターほどモニターアームの恩恵は大きい
モニターアームのメリットとして「モニターを浮かせることでモニターしたのスペースを有効活用できる」というものがありますが、このメリットは大きなモニターほど恩恵が大きくなります。モニターが大きくなればなるほどモニター台の奥行きが大きくなるためです。
34インチモニターの台はデスクの半分くらいを専有する感じだったよ。キーボード置いたら何も置けない!
モニターアームは震度5弱の地震に耐えられる
特に高い位置にモニターを設置すると地震の揺れでモニターが落ちてしまわないか心配になりますが、震度5弱の地震でも全く問題ありませんでした。
むしろ、モニター台で設置していたら倒れていたかも・・・。
モニターが高い位置にあるほど疲れにくくなる
一般的に正しいとされている座り姿勢では腰や肩、首に負担がかかります。
1日14時間作業をしても全く疲れを感じないのは背もたれに体を預けて体重を分散させる座り方です。
この座り方はヘッドレストに完全に首と頭を預けることになるので目線はかなり上向きになります。
モニターの位置は高い位置にあればあるほど良いと感じました。
これはブラインドタッチができる方限定です。逆に言うとブラインドタッチができないと疲れない姿勢にはなれません。これを機会にマスターしてみましょう。
デュアルモニターアームは絶対に使わないほうがいい
デュアルモニターにする方でも
と、デメリットが多い・・・というかメリットがないのでおすすめしません。
27インチモニターを2枚並べて設置するって決めてるから別にいいの!
と思っていても、実際に配置してみると「モニターに角度をつけたい」「もっと離して配置したい」など当初の予定通りにならないことが多いです。将来的にモニターを買い換えるときにサイズの制限ができてしまいます。
モニターの配置が決まったらモニターはほとんど動かさない
作業する姿勢を変えない限り、目線の方向は一定なので一度モニターの位置が決まったらほとんどモニターは動かしませんでした。
モニターアームを購入するときにレビューを見ながらなるべく動かしやすいものを探していた時間は無駄だったと思いました。
エルゴトロンなど高価なモニターアームは「動きがスムーズ」とおすすめされますが、割とどうでもいいことだと感じました。
モニターの位置が決まるまでは頻繁に動かすけど、一度決まったらほとんど動かさないよ・・・
モニターアームは「モニターを動かせる!」というものではなく「好きな位置に設置できる」というものだなと思いました。ほんと。
モニターアームは机を凹ませる
僕はタイピングによる揺れがきになるので、自宅でも頑丈な事務机をしようしていますが、それでもクランプ式で設置した場所は若干凹んでしまいました。
触ってみないとわからない程度の凹みですけど・・・
机の奥側ですし、そもそも凹んだところにはモニターアームのベースがあるので特に気にしていませんが、気になる方は補強プレートを使うのがいいかもしれません。
モニターアームのデザインや質感は割とどうでもいい
エルゴトロンはマットな質感が最高!
とモニターアームの見た目にこだわるのはとても素敵なことだと思っていましたが、実際に使ってみるとアームはほとんど見えません。
僕は3本のモニターアームを使用していますが、僕の環境(配置)ではベースすら全く見えません。
マットなアームがいいかなぁ・・・かっこいいアームが欲しいなぁ・・・
と考えていた時間は無駄でした・・・。
配線処理はしなくなりがち
モニターアームには配線処理をする配線カバーやガイドがついていますがモニターの陰に隠れるのでまったく敗戦処理をしませんでした。
カバー内に配線を入れるとむしろモニターを動かしたときに配線が突っ張りやすくなるというデメリットも感じました。
とはいえ、カバー内に収めた方が精神衛生上は良いような気はするけどね・・・
ポール+ガススプリング式が真理
ということがモニターアーム選びのポイントになるかと思います。
これらのことから「ガススプリング式+長いポールのモニターアーム」が最強であることがわかります。
水平多関節式のポールからガススプリング式のアームがでているので、デスクにベースを取り付けるタイプでは最も高い位置にモニターを設置できます。
ポールが短いものだと高さを稼げないのでなるべくポールが長いもの、モニターの中心がデスクから600mm以上になるものが良いです。
これ以上の高さを出すにはモニターを壁にかけるか、床から天井まで突っ張り棒でポールを設置するしかないようです。
そうすると冒頭で紹介したモニターアームに行き着きます。
このアームをモニターの数だけ用意するのが真理です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕はガス圧式→水平多関節式→ポール+ガス圧式という順番でモニターアームを購入しました。ポール+ガス圧式以外のアームももったいないので使っていますが、ポール+ガス圧式が最強です。ちなみに、
こんな感じです。
長々と書きましたが、
なので
このモニターアームがとってもおすすめという記事でした。
この記事があなたのモニターアーム選びの何かのヒントになったのであれば嬉しく思います。
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